最も低いコンディションは、「混乱のコンディション」です。

「混乱のコンディション」では、その人または領域はでたらめな動きをしています。 （あるものがでたらめな動きをしている時、それはコントロールも計画もされていません。) 「混乱のコンディション」では、実際の生産はなく、無秩序か混乱があるだけです。

「混乱」から抜け出すためには、自分がどこにいるのかを見付けなければなりません。

「混乱」のための公式は、次の通りです。

あなたがどこにいるのかを見付ける。

注意：「混乱」にいる人に、「混乱」という言葉の定義をクリアーにさせることは重要です。 （これは、公式そのものを始める前に行われます。）

定義：

1. 即座に解決策が得られそうにない状況。

   より広義には、

   混乱とは、でたらめな動きのことです。

   交通の激しい中に立ったら、きっと周囲をビュンビュン行き交うさまざまな動きに混乱を覚えるでしょう。 木の葉や紙切れの飛び交う激しい嵐の中に立ったら、あなたはきっと混乱した気分になるでしょう。 混乱は、すべての粒子が動いている場合にのみ混乱なのです。 混乱は、その部分が明確に定義されていない、あるいは理解されていない場合にのみ混乱なのです。

   「でたらめな動き」をコントロールできる人々は混乱を処理することができます。 物事をコントロールできない人々は、実際、さらに混乱を創り出します。

2. すべての混乱は、パターン（調整された秩序立った様子）のないフローです。 混乱に関わっている部分は互いにぶつかりあり、互いに跳ね返り、そしてその中に留まります。 「生産物」を手にするためには何かが外に流れ出なければならないため、そこに生産物はありません。

例えば、「混乱のコンディション」にいる車の修理屋を見てみましょう。 彼の仕事場は秩序立っていないので、彼は新しい車の部品のどれも見付けることができません。彼は自分の道具箱やハンマーさえも見付けることができません。どこに置いたのか分からないからです。 彼は書類の上にオイルをこぼしたので、お店で車に何をすべきなのかが分かりません。 どの車も修理されることなく、顧客に戻されます。

別の例として、「混乱のコンディション」にいる事務員は、手紙を書くという作業に15分ではなく、2日掛かっています。 彼はコンピュータを壊し、紙を見付けることができず、プリンターにはインクがなく、顧客の住所を失くし、もっと多くの切手を買わなくてはなりません。 一方で、彼は最初の手紙を未だに出そうとしていて、手紙は一通も出されていません。

「混乱のコンディション」の追加の公式は次の通りです。

1. あなたのいる場所でロケーショナルを受けます。

（ロケーショナルは屋外、屋内を人と一緒に歩き回り、「その（指し示された物体）を見てください」と言って行われます。 その人がそれを行ったら、「ありがとう」「はい」「いいですね」などのように言ってアクノレッジします。 椅子、木、車、床、天井、家などのような物体を使って行います。 ロケーショナルを与えている人は、毎回物体を指し示します。 その人が晴れやかになり、何かを理解したと気付いたり、自分の人生についての新しい理解を得るまで単に行われます。)

2. 自分がいるところと、自分がいた他のいくつかの領域とを比べる。

3. ステップ1を繰り返す。