ブロー
Scientologyで、仕事や家族、場所や領域からの離れていくこと(突然で説明のつかないもの)に関する、実際の理由が発見されました。 このように離れてしまうことは「ブロー」と呼ばれています。
これは人間が、すべてわかっていると考えていた事柄であったため、わざわざ調査をすることもありませんでした。 とはいえ、これが人に最も大きなトラブルをもたらしたものです。 人間は、自分が納得するまでそれをすっかり説明したのですが、その説明も、「去らなければならない」という気持ちによって引き起こされるトラブルの量を減らすことはありませんでした。
例えば、高い離婚率、工場での高い離職率、その他多くの物事によって、人は気も狂わんばかりでしたが、これらはすべて、突然に、または予想しない時に人が離れていくことから生じているのです。
良い仕事を持っていて、恐らくこれ以上良い仕事を得ることはないだろうという人が、突然そこを去る決意をして去っていってしまう、という光景を目にすることがあります。 申し分のない夫と素晴らしい家族を持った妻が、突然すべてを置いて立ち去ってしまうという光景を目にすることもあります。 あるいは、完璧な妻を持った夫が、愛情を失い、何の論理的な理由もなく離れていくのを目にします。
人は、何度もひどいことをされた、もうそんなことには耐えられなかったから去らねばならなかったと言って、自分自身に言い訳をしました。 しかし、もしこれが本当の理由なのであれば、人が行うべきことは、労働環境や夫婦関係、仕事、研修プログラムなどをこの上なく素晴らしいものにすることだけであり、そうすればこの問題は解決するでしょう。 しかし、労働環境や結婚生活についての綿密な調査によって、そういった環境を向上させることが、ブローの数字をしばしば増加させることが示されています。
人々を扱う際に彼らが恥じ入ってしまうほど親切にすることはできますが、彼らは自分がそれに値しないということを知っているため、去らなければならないと感じるのです。 一方で、去る以外の選択がないほど人々をひどく扱うこともできるでしょう。 とはいえ、強制的に去るように、人々をあまりにも優遇しても、あまりにも冷遇しても、それはなぜそれほどの人々が仕事や結婚生活から去っていくのかの答えにはなりません。 例えば、妻は結婚生活を築くために最善を尽くしていますが、夫は突然別の女性と出ていってしまいます。 また経営者はビジネスがうまく行くように努めていますが、理由も言わずに労働者は去っていきます。 こういった説明のつかないことが、組織や人生を混乱させてしまうのですが、もうそろそろ私たちはこれを理解してもいい頃でしょう。
人々は、自分自身のオバートやウィズホールドのために去っていくのです。
これが事実です。 清らかな心を持った人(自分は正しい行いをしていて、正直であると知っている人)が傷付くことはありません。 ひどいことをされたと言って、結婚生活や仕事から去っていく人は、彼自身のオバートとウィズホールドのために去っていくのです。 その人が去っていくのが家族からであろうと、結婚からであろうと、町からであろうと、仕事からであろうと関係ありません。 その原因は同じです。オバートとウィズホールドです。
本当に望むのであれば、ほとんど誰もが問題を解決したり、ひどい状況を正したりすることができます。 とはいえ、人がもうそれを正したいとは思わない場合は、それに対して何かをする能力を低めた彼自身のオバート行為とウィズホールドが、その人を去らせるようにしている、というのが唯一考えられる答えのようです。 去っていく言い訳をするために、その人は自分に対してなされたことをねつ造します。 彼のオバートを小さく見せるために、彼が傷付けた人たちについてひどいことを言ったりもするでしょう。
ある人が、町や結婚、仕事、研修プログラムなどから去ると脅しているなら、なすべき唯一の親切は、その人のオバート行為とウィズホールドを明らかにさせることです。 これ以外のことをすれば、偽って自分は傷付けられたと感じたまま、しかしながら、実際には自分自身と自分の行いを悪いと感じながら、その人を送り出すことになります。
どれほど小さく、些細なオバートだったとしても、それが突然人を去らせてしまうというのは、実に驚くべきことです。
助けてくれた人を傷付けるのを止めることができないと信じ込むと、彼はそこを去ることによって、その人を守ります。
この問題に対する答えは、Scientologyの手順を使うことにあります。そして、「あなたが私に対していろいろなことをしている、と言わなければならないのです。そうすれば、私はあなたから去って、あなたに対してやっている悪いことすべてからあなたを守ることができるようになるのです」といった、訳のわからない言葉を口にすることなく、仕事や役職を引き受け、それを実行するのに十分なところまでその人の責任を引き上げるのです。
そういうことなのです。私たちは今ではこの問題の基盤を知っているのですから、それについて手を打つことができるのです。