Scientologyにおいて「散歩」として知られている手順があります。

このプロセスはとても簡単に行うことができます。

仕事を終えた後、疲れたと感じた時には…たとえ、床に倒れこまず立っていることが精一杯だと思ったとしても…外に出て、休まったと感じるまで、近所を歩いて回るべきです。

近くにあるさまざまな物が見えるようになるまで歩くべきです。 その区画を何周歩いて回ろうと構いません。気分よく感じるまでその区画を歩き続けてください。

これを行うと、まず少し気分が晴れてきて、次にとても疲れを感じるでしょう。 あなたはとても疲れ、ここでこのままベッドに入ってぐっすり眠るべきだと「知って」います。 しかし、まだ疲労を通り抜けているところなので、この時点は、散歩をやめる時ではありません。 あなたは実際、散歩することで、疲労を消去させようとしていますが、まだ完了していません。 あなたは、疲労を運動によって処理しようとしているのではありません。 人々にとって運動が何より重要なことであると思われていますが、運動は重要なものではありません。 重要なのは、あなたの注意を仕事から引き離し、あなたが住んでいる世界のあなたの周りの物に注意を置くという行為です。

近所を散歩しながら建物を眺めることで、あなたは軽く、より幸せな気分になるでしょう。 身体を引きずるのがやっと、または休むことさえできないほど、とても疲れている時、実際に外に出て、家や建物、生け垣、道、車、木などを見ることが必要です。

もちろん、この手順には限度があります。 あなたは、一日中働き続け、夜は夜で一晩中街中を散歩して、次の日また仕事に行って、それでも安堵感を得る、といったことなどできません。 しかし、一日中内向した後には、あなたはいくらかの時間、外向して過ごすべきなのは確かです。

散歩の手順はほぼ何でも癒すことができます。

もしあなたが奥さんに対して動揺したり怒りを感じたら、外に出て、気分が良くなるまで区画を歩き回り、奥さんにも、問題から外向するまで、その区画を反対方向に歩いて回るようにさせます。 家庭でのすべての口論、特に仕事場でのものは、それに関わっていた人々の注意が仕事場や物事にとても固着されていたために起きたということが分かっています。 ある人が仕事の領域で何か特定の物をコントロールし損ないます。 彼は家に帰って、コントロールできるものを見付け出そうとします。 大抵、その矛先は配偶者や子供に向けられます。 そして動揺している人が、妻や子供たちさえもコントロールし損なう時、彼はさらに不機嫌に、意地悪になります。

注意を外向させることは、仕事そのものと同じくらい必要なことです。 実のところ、注意を内向させることも、仕事にも悪いところはありません。 興味を持つことが何もなければ、あなたは精神的に参ってしまうでしょう。 しかし、仕事をすれば、不自然な疲労が起こり得ることがわかるでしょう。 これが当てはまることがわかったら、これに対する解決策は、睡眠のように、数時間「無意識状態になること」ではなく、実際にあなたの注意を外向させて、それから本当にリラックスした睡眠を取ることです。 内向化と外向化の規則と法則に従うとき、多くのことが起こり得ます。 散歩の手順は、ほとんど滑稽（こっけい）とも言えるほど、とてもシンプルであるにもかかわらず、仕事に関係する膨大な量の困難を処理します。

手順を行う時、あなたは最初、さらに疲れを感じますが、その後により軽く、より幸せに、より精力的に感じることを覚えておいてください。