他の人が聞いて、理解するために、あなたはどのように人と話しますか? あなたはその人たちに興味を持っていて、彼らが言うことを理解していると彼らが分かるようにするために、どのように彼らに耳を傾けますか? そしてあなたが何かを言うとき、あなたは聞かれ、理解されたかどうかどのように知りますか?

これらはどれもコミュニケーションについての要点で、これまで分析されたこともなければ説明されたこともありませんでした。

人々はコミュニケーションが人生の重要な部分であることを知っていますが、いかにコミュニケーションを行うかを誰かにうまく教えることができる人は、これまで誰一人としていませんでした。

Scientology以前には、コミュニケーションという主題に正しい重要性が与えられていなかったり、あるいは完全な結果—うまくコミュニケートする能力—を得ることができるよう勉強するコースが設置されることもありませんでした。 コミュニケーションについて書かれた多くの書籍や記事は、その主題を人生できわめて重要で不可欠な要素と見ていなかったり、他の人たちとの関係においてどのように使うのかを示していませんでした。 彼らはコミュニケーションについて、まるでそれは機械によって行われるものであるかのように話していました。 しかしすべての生命は、基本を知り、理解することに懸かっています。それは最も重要なコミュニケーションの始まりの要素です。

誰かと本当にコミュニケーションを取ることができ、それを本当にうまく行うためには、その主題を完全に理解しなければなりません。

Scientologyでは、コミュニケーションの正確な意味が考案され、テストされ、半世紀以上に渡って証明されてきました。 それは、人生のより深い理解へと導きました。

コミュニケーションとは何かのとてもシンプルな説明です：コミュニケーションとは空間のある部分から別の部分への粒子の移動です。 粒子とは、コミュニケートされるものです。 その粒子は、物体、書かれたメッセージ、話された言葉、また考えの場合もあります。

例えば、野球のボールを取り、受け取るように誰かに投げたら、それはあなたからその人へのコミュニケーションになるでしょう。 誰かに「こんにちは」と挨拶したら、まさに上記の通り、それもまたコミュニケーションです。 もし誰かがEメールを送ってきたら、それもまたコミュニケーションでしょう。

このコミュニケーションについてのシンプルな表現を一歩進めてみると、そこには完全で正確なコミュニケーションの公式（何かに成功する、または行う手順あるいは特定の方法）があり、それはL. ロン ハバードによって入念に開発され、記録されました。 一番重要なことは、あなたがコミュニケーションの公式をうまく使うことができるように、それを知り、理解することです。

そうするために、まずは以下の言葉の意味を調べて、公式の中でどのように使われるのかを完全に明確に理解できるようにします。

起因とは何かが起こる、あるいは始まる点です。 もしあなたが他の人に何かを言ったなら、あなたは起因でいることになります。

距離とは、二点間にある空間の広がりです。 例えば、ふたりの人の間の距離は2~3メートルかもしれません。 ふたつの町の間の距離は数百キロでしょう。

受領とは何かを受け取る点です。 もしあなたが他の人に何かを言うと、あなたは起因であり、他の人が受領になります。 もし、それから、他の人があなたに何かを言うと、その人が起因となり、あなたは受領点です。

意図とは、何かを行おうという考えです。 例えば、芸術家になるという強い意図を持っていれば、結果的にあなたは芸術家になるでしょう。 どのようなコミュニケーションにも、あなたは、それが実現するよう、誰かにメッセージを送るという意図を持っていなければなりません。

注意とは、何かを認識すること、見ること、あるいは気付くことです。 あなたが誰かの名前を呼ぶのは、大抵は彼の注意をこちらに向けさせるためです。 他の人とうまくコミュニケートするために、あなたはその人の注意を得る必要があります。

デュプリケーションとは、繰り返しの行為、または何かのコピーをつくることです。 もしある人に話し掛け、猫について話していて、その人があなたは犬について話しているという考えを持ったのならば、それはデュプリケーションではありません。 もしその人が、あなたは猫について話していると理解し、その考えを得たならば、彼はあなたの言っていることのデュプリケーションを得ています。 どのようなコミュニケーションであれ、あなたが言ったことのデュプリケーションを、他の人が得ることは大切です。

理解とは、あるものが何を意味するかについて、明確かつ正確な観念を持つことができる、あるいは完全かつ正確に知ることができること。あるいは、それを達成した状態。 コミュニケートするときは常に、あなたが言っていることに対する理解をもたらさなければなりません。

コミュニケーションの公式は、起因、距離、受領であり、それには意図、注意、そして理解を伴うデュプリケーションがあります。

これは、どのようなコミュニケーションにおいても、それがうまくなされるために、まさに起こることです。

ふたりの人の間の何気ない会話で、この公式の例を取り上げましょう。 ある人は良い天気なのを見て、奥さんのメーベルに、素晴らしい日だと思うことを伝えようと決めます。

彼はコミュニケーションを始め（彼が起因となり）、彼の口から隣に座っている（距離）メーベルの耳にメッセージが届くのに十分な大きさで話します。

彼は本当にメーベルに、素晴らしい日だと思っていることを知らせたいと思います（意図）。 彼はメーベルの注意を得るために名前を呼んでコミュニケーションを始めます(「ねぇ、メーベル…」)。

それから彼は自分が見て感じたことを彼女がデュプリケーションするように、見た光景について説明します(「なんて素晴らしい日だろう。 この天気。 最高だよ！」）。

メーベルはコミュニケーションを受け取り、天気を見て、コミュニケートされたことを理解します。

コミュニケーションの公式は、主題全体を理解するための扉を開きます。

コミュニケーションをその正確な要素に分解することによって、それぞれの要素がどのように一緒になるのかが分かり、主題全体をより明確に理解することができます。 そしてより理解したことで、あなたは公式のどの要素も向上させ、他の人とのコミュニケーションを向上させるために使うことができるのです。